こんにちは、オランダよりミズキ(@yMIZUKI8)です。
オランダからイギリスまで長距離バスを使用してみたので、ヨーロッパの長距離バスについて、予約の仕方や乗り方、メリット・デメリットなど紹介します。
長距離バスなので時間はかかりますが、時間に余裕があってヨーロッパを出来る限り安く移動したい方はぜひ使ってみてください。
さくっと概要を知りたい方はこちらへ
利用したのはMegabus(メガバス)
今回ぼくが使用したバスはMegabus(以下メガバス)というバスで 、イギリス生まれの格安長距離バス会社です。
Megabus(メガバス)の予約の取り方(Flixbus経由)
メガバスはヨーロッパではFlixbus(フリックスバス)と提携していて、オランダからチケットを取るときはFlixbusのサイトからとりました。
英語ですが、飛行機のチッケトを取るときのように選んでいきます。
①出発地、目的地、日付を入れる。
②希望の時間帯と値段を選ぶ
※便によって直行便(Direct)と乗り換え(Transfer)があるので注意。Directの方が楽だと思います。
③個人情報を記入後、クレジットカードなどで支払い。
④チケットが登録したメールに送られてきます。
出発前は予約したバスチケットを印刷するか、スマホのFlixbusのアプリを取って自分のチケットをアプリに登録しておいてください。乗るときにチッケトのバーコードを読み取られます。
僕は紙もアプリもどっちも準備して行ったのですが、スマホアプリ便利でした(イミグレで質問された時のために念のため紙も持っていきましたが結局使わなかったです)。
また、予約後に送られてくるチケットに預け荷物用のタグも付いてきますので、印刷して名前と住所を書いて荷物に貼ってください(必須のようですが、付けてない人も多かったです。。ただ念のため付けておくことをお勧めします)。
バス(Megabus)の外観
こんな青いバスで、マスコット!?の太った黄色い服の運転手が目印です。
このマスコットは一度見たら忘れられないですw
目立つので、探しやすくていいですね!
室内の様子
こんな感じです。四列シート。
日本の長距離バスもよく乗りましたが、それより狭いです!
はっきりいってめちゃくちゃ狭いですw
日本の短距離バスの座席をイメージしてもらっていただければと。
欧米人、特に世界一の平均身長のオランダ人は絶対窮屈のはず。。
身長172センチで短足の、The日本人の僕でもきつかったですw
普通に座って、前の席と膝の距離はこんな感じ。狭さが伝わりますか?
Wifi完備してます
これは素晴らしいですね!
ただ、200MBまでの上限なので、動画を見たりはきついと思いますが、メールやライン、ツイッター、ニュースサイトなどはみれました。
スピードも特にストレス感じなかったです。
※こんな感じで今自分がどれだけ使用したかみれます。
電源もあります
日本と規格が違うので使用するならアダプターは必須です。
ちなみに、オランダ→イギリスはイギリス型の電源、イギリス→オランダはヨーロッパ型の電源でした。
バスによってまちまちだと思うので、どちらにも対応できるようにしておいた方が無難かと思います。
ただ、僕の席の電源は壊れて使えなかったので、当たりハズレはありそうです^^;
トイレも完備
こんな感じで狭いですが、比較的キレイなトイレもあります!
日本の長距離バスと違って途中休憩は基本的にないので、助かります。
ヨーロッパの長距離バス(メガバス)を使うメリット
僕が感じた格安長距離バスのメリットは以下の5つでした。
①とにかく安い!!
やっぱり最大のメリットはこれですね!!
ぼくは今回の旅行が1週間前のギリギリで決まったので、往復約55ユーロ程しましたが、
それでも飛行機や電車などに比べると格安でしたよ!
メガバスはバスの車体にも書いていますが、安い時は1ポンドからあるようです。今のレートで約130円です!
破格ですねww
僕の友人は実際にメガバスを1ポンドで乗ったこともあるようですw
②景色がのんびり楽しめる
これはバスならでは、ですよね!
飛行機の離着陸時に上空から見える景色もいいですが、バスから見る街並みや景色の移り変わりもいいですよ。
Google Mapsなどで現在地を確認しながら、現地の景色を味わうのは楽しかったです♪
ぼくが今回の旅で一番気に入った風景はフランスの田園風景でした。田舎に癒されましたw
③ユーロトンネルでバスが電車に乗るのを体験できる(イギリス行きの場合)
これは意外に貴重な体験かなと思います。
ドーバー海峡を通るユーロトンネルを、バスに乗りながら渡れます。
なんとバスがまるごと電車に乗りユーロトンネルを渡るのです!これは面白い体験でした!
こんな感じで車に続いてバスも乗車します♪
バスがギリギリ入る幅の電車です。
電車の中はこんな感じ。
室内も明るいし、キレイないのでなんか普通に電車に乗っている感覚です。
でもバスに乗っていて、バス自体は動かず地面が動くからなんか不思議な感覚にもなりました。
イギリスまでは30分くらいの旅でした。ただ、景色が見えないから、ぼくにとっては1番辛い時間でした。
④「旅」をしている実感が得られる
これは完全にぼくの主観ですが、長距離バスはなんか「旅」をしている実感が強く得られる気がします!w
格安旅行&長距離バス=青春の旅
みたいな感覚です!
全然にそんなことないのに、バックパッカーになって世界一周でもしている気分を少しだけ味わえましたw
⑤何もしない(できない)時間が心地いい。
バスの旅は長時間で、しかもあまり何もできないため、必然的に窓の景色をボケーと眺める時間が多かったです。
ただ、それが何故か心地よかったです。
何かしなければ、時間は無駄にできない、と日々思っている方なので、それがストレスになっていたのかもしれません。なにも考えずにボーとする時間も大切だなと気づきました。
ボーとリラックスしたい人にも長時間バス、オススメです^^
特にフランスの広大な田園風景はよかったなー♪
ヨーロッパの長距離バス(メガバス)のデメリット
反対に、僕が感じた格安長距離バスのデメリットは以下の3つでした。
①時間が掛かる
言わずもがな。やっぱりこれは最大のデメリットですね。
イギリス→オランダ間で約9時間かかりました!!
飛行機で行けば約1時間です。
しかも渋滞やユーロトンネルの電車の時間などで1時間程遅れるのはざらのようです。
ぼくの時はフランス入国時にテロの影響なのか、警察からの取り調べがあり(めっちゃ怖かったです^^;)約1時間遅れましたー。
時間にはだいぶ余裕を持って、旅行を計画されることをオススメします。
②めっちゃ狭い
これは前述の通りです。
事前に狭いことは友人などから聞いていたのですが、予想以上に!?めちゃくちゃ狭かったです。
ちなみにぼくが乗った時は、人が少なくて2シートを1人で使えたので、まだよかったですが、これを2人並んで座ると絶対キツイです!断言できます!w
ちなみに行きは平日、帰りは土曜日でしたが、どちらも2シートを1人で座れましたよ♪
体格が大きい方や、繁忙期に乗られる方は心して予約された方がいいですよー。
なんてたって、これもんですw
<2016/11/17追記>
別の機会にフリックスバス(Flixbus)に乗る機会がありましたが、メガバスのシートよりも余裕がありました。
随分ちがうのが分かるかと思いますw
フリックスバスはイギリス行き以外のヨーロッパで運営されているので、メガバスよりおすすめです!
車体も新しくキレイでしたよ。
③酔いやすい
これは、実際に乗るまで予想してなかったのですが、ヨーロッパの長距離バスの2階部分が乗車部(1階にも乗車部があるバスもあるみたい)なので、結構揺れます!
ぼくは比較的車酔いに弱い方なので、危なかったです。
高速でもだいぶ揺れましたよw
チンさむロード的な場所が多かった気がしますww(チンさむロードについてはこちら)
酔いやすい人は酔い止めを飲まれることをオススメします。
※各シートにはビニール袋ありますよ。
旅のお供のオススメ
食べ物と水分
これは必須です。
基本的に途中休憩などもよらないため(運転手によってはよってくれる人もいるみたいですが)、お腹が空いた時の食べ物やスナックは持参しましょう。
ぼくはサンドイッチとスナックを持参しました。
また、バス内は比較的乾燥していますし、水分も多めに持参したほうがいいと思います。
※持参したグミ。ぼくは車酔いの時になにか噛んでいると酔いが治まるタイプなので、助けられました。
「No ミュージック No 長距離バスLife」
音楽ないと暇すぎで死にます。
これは必須です!
お気に入りの音楽と旅にでましょう♪
今回フランスの田園風景に久石譲がめちゃくちゃハマりました♪
本など暇を潰せるもの
ぼくは酔いやすいので、読みませんでしたが、時間はたっぷりありますので。
以上、ヨーロッパの長距離バスのレビューでした。
比較的時間があって、安く旅をしたい人、大好きな音楽と一緒にトライしてみてはどうでしょうか(^^)
ご覧いただきありがとうございました。
オランダよりミズキ(@yMIZUKI8)でした^^