オランダの有機野菜・フルーツ流通大手の「Eosta」社を訪問しました!

オランダで有機野菜・フルーツ専門の大手流通会社であるEosta社を訪ねてきました。

色々と話を聞いてきて非常に勉強になることが多かったので、訪問レポート書きます!

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Eosta社との出会い

まず簡単に、ぼくがどうやってこの会社を知ったかを説明しますね。

最初はネットで見つけました。オランダの農業、特に有機栽培に興味があったぼくは、Googleで「Holland organic vegetable」と検索したらすぐにこの会社のページ(正確には同社ブランドの「nature & more」のサイト)が見つかりました。

ぼくは、そのサイトのコンテンツの豊富さ・完成度・ポップな感じ等に、只者ではない会社との印象を受けていました。

そして実際にオランダ現地で生活してると、同社のブランドが目に入ること入ること!

ぼくの住む街ハーグで毎週水曜日に開催されているオーガニックマーケットや、オーガニック製品専門店のEkoplaza(おすすめショップです!)などで、必ず見つけることができました。

そして売っている有機野菜の見た目もとってもキレイで、美味しいのです!!

オーガニックマーケットにて販売していた写真

※実際にオーガニックマーケットにて販売していた写真です。紫色のパッケージがかわいくて、目につきやすいです。

Ekoplazaの入り口

※少し見えにくいですが、Ekoplazaの入り口そばに同社の紫色のパッケージがあります。

このように実際に目に入ることが多くなってきて、ぼくの「この会社めっちゃ興味ある!訪問してみたい!」との気持ちが強くなりました。

そこで、半分ダメ元で同社のホームページの問い合わせページより、「日本から来てオランダで農業を学んでいる、御社の製品に大変興味があるから、ぜひ話を聞かせてほしい」的なメールを送りました。

すると、メールを送って5分もしないうちに返が!!!

「ぜひ、弊社にお越し下さい!」

同社担当者の寛容さと優しさに感動しながら、アポイントを取り付け、会いに行ったのでした!

(オランダ人は本当に優しくオープンな人が多いと思います><)

Eosta社について

次にEosta社の概要について説明します。

ぼくと会ってくれたのは広報担当の方で、同社についてとても詳しくお話してくれました。

とてもよく作り込まれた資料で説明してくれて、すごく分かりやすかったです!
(忙しい中、ぼくのために約40分程時間をくれました。本当に感謝です!)

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※Eosta社のロゴEosta社のHPより

Eosta社は有機栽培された野菜・フルーツの流通・マーケティングを行う会社です。

創業26年目で、創業より一貫して有機野菜・フルーツ(フェアトレード製品)を扱っています。現在従業員は約100名とのことです。

世界中に1,000以上の契約農家がいるそうで、主に南アメリカ大陸やアフリカでの生産が多いとのことでした。

その青果物はヨーロッパ・アメリカ・カナダ・東南アジア(現在はシンガポールと香港のみ)に流通されているようです。

ぼくは、26年も前から有機青果物のみを扱っていることに驚きました!

訪れた本社オフィスは活気に満ちていましたし、担当者も同社は順調に成長を続けていると語っていました。

26年も前から有機青果物に目をつけた創業者の先見の明はすごいですね!

また同社ホームページよると、下記のような賞(アワード)をオランダのみならず、ドイツやオーストリアでも受賞しているようです。

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・2013年: Sustainable Entrepreneurship Award, Austria(サステイナブル企業賞、オーストリア)
・2012年: Ecocare Award, Germany(環境保護賞、ドイツ)
・2011年: AGF Innovation Award, Netherlands(AGFイノベーション賞、オランダ)
・2010年: 1st place in Fresh Top 100, Netherlands(フレッシュトップ100の1位、オランダ)

Eosta社より

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※本社写真【Eosta社より】

これがぼくが訪れたEosta社本社ビルです。中の写真はとれませんでしたが、とてもモダンで明るいオフィスでしたよ。

Eosta社サイトはこちらから

マーケティング概念について

担当者はEosta社の詳しい説明のなかで、同社のマーケティングの概念や戦略についても話してくれました。

ぼくは大学時代マーケティングを副専攻しており、また新卒で大手マーケティング会社に就職しました。

そんなぼくも今まで聞いたことない概念や、分かりやすい例えがあって、とても興味深く勉強になったので紹介します。

犬と猫!?

まず、同社は現在もしくは20年先のマーケティングを研究する上で、20年前の過去のマーケティングを研究していると話をしてくれました。

その中で面白かったのが、20年前の消費者は「犬」で、今の消費者は「猫」だという説明です!

マーケティングの話で、犬と猫の例えを聞いたことがなかったので、最初は正直??でした。

まず、20年前の消費者は例えるなら「犬」だと。

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【free-images.gatag.netより】

理由は、昔の消費者は「忠実」「ブランド重視」という特徴があり、企業やブランドが消費者をコントロールする力を持っていたということです。

昔は、有名な企業やブランドがテレビ・ラジオ・紙媒体などでメッセージを消費者に伝えれば、消費者は「忠実」にその商品やブランドを買ってくれました。

企業からすると比較的単純なマーケティングをしていればよかったわけですね。

対して、今の消費者は例えるなら「猫」だと。

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【free-images.gatag.netより】

理由は、今の消費者はとても「読みづらく」「コントロールしずらい」特徴があるということです。

今の消費者はブランドや企業を昔ほど信頼していないし、そこに価値を見出さず、どちらかといえば批判的です。

特にインターネットやSNSなどのソーシャルメディアの発達により、企業やブランドのネガティブなウワサやイメージは伝わりやすく、せっかく築いたブランドイメージも簡単に崩れてしまいます(もちろん反対も然りですが)。

そういった意味で、今は消費者がブランドの価値やイメージを消費者「自身」で決める時代だと言っていました。

また、「健康」「オーガニック」「フェアトレード」「ローカル(地元)」「エコ」「アニマルフレンドリー」などの、いいイメージを持たれるキーワードは売りにしたブランドは消費者に訴える力が強いと。

そして、そういった環境において「オーガニック」や「フェアトレード」等を全面にアピールすることは、同社のマーケティング戦略であり、自信にもなっているようでした。

この犬と猫の例えは非常にわかりやすかったですし、印象に残りました。

そしてこういったマーケティングのトレンドを踏まえて、有機野菜やフルーツを専門にしている同社の強みを説明してくれたことで、同社の強みやポテンシャルが鮮明にイメージできました。

あのマズローの三角形は今は逆三角に!?

また、心理学で有名なマズローの欲求段階説を用いたマーケティング理論の説明もしてもらいました。これも非常に興味深かったので、共有したいと思います。

マズローの欲求段階説とは人間の欲求を5段階の階層で理論化したもので、よく下記のような三角形で表されてます。(詳しくはこちら

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【media.muevo.jpより】

担当者が言うには、今の先進国はこの三角形が「逆」三角形になってると!

逆三角形

【namaewallpaper.comより】

理由は、今の先進国ではほとんどの人が「生理的欲求」・「安全欲求」など、食事や住むところに困ることは少なく安全で、また普通に友達や家族がいて「所属と愛の (社会的) 欲求」が満たされてる人が多く、そもそもそういった欲求のステージにいる人の割合は小さい。

なので、先進国ではその上位の精神的な欲求である「承認欲求」や「自己実現の欲求」を意識する人の割合が大きいからだそうです。

そして、そういった先進国だからこそ、有機栽培・持続可能な農業・フェアトレード・地産地消等、より健康的で環境にもやさしい農作物や製品を好む消費者が多いと。

だから同社の製品は売れているし将来性がある!と話してくれました。

なるほどな!!とぼくは思いました。心理学の理論をもって説明してくれたことで、全体の流れがわかりやすく理解でき、今後の消費者の向かう方向性なども見えた気がしました。

担当者の彼はまた、

「今の消費者はただのオーガニック製品を求めてるのではなく、その先にある持続可能性(サステイナブル)を求めているんだ。彼らは有機野菜やフルーツを買うことで地球に貢献したいんだ」

とも言っていました。

有機野菜やフルーツを単なる青果物としてとらえるのではなく、それ以上の価値があるものとしてマーケティングしている同社、そしてそれを意識して購入してるであろう消費者

スバラシイの一言です!!


以上、Eosta社の概要とマーケティング概念について紹介しました。

まだまだ書きたいことは沢山ありますが、長くなったので次回の記事で書きますね!

次の記事ではEosta社の具体的なマーケティングの施策や、非常に面白いキャンペーンなどを紹介したいと思います。

ご覧頂きありがとうございました!

オランダよりミズキでした^^

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コメント

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  2. […] (前回記事もぜひご覧ください:Eosta社の概要、Eosta社のマーケティングがスゴイ!) […]