世界一位の農業大学!オランダのワーヘニンゲン大学での施設園芸コース修了レポート【Wageningen University(WUR)での温室栽培・夏季授業】

こんにちは、オランダよりミズキです!

あの世界的に有名なワーヘニンゲン大学で施設園芸(温室栽培)の夏季コースを修了しました!

ということで、どういった内容だったのかをレポートしたいと思います。

「農業世界一の大学」の授業やキャンパスの様子など、なにか少しでも感じてもらえると嬉しいです。

農業・食品に関連した様々なコースがあるので、ご興味ある方はぜひ受講も検討されてくださいね。

本記事ではおもに大学の簡単な概要、ぼくが受講した施設園芸夏季コースの中身、受講メリットや費用などをご紹介します。

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さくっと概要を知りたい方はこちらへ

世界一位の農業大学!オランダはワーヘニンゲン大学について

まずは、ワーヘニンゲン大学について簡単にご紹介。

ワーヘニンゲン大学は世界的な各大学ランキングで農業部門の一位をとっているオランダの大学です。

有名なランキングですと、QS世界大学ランキングの「農業&森林学」部門で2016・2017年で「1位」を獲得しています。
 

またオランダ国内の全大学ランキング(Keuzegids)でも、ここ12年連続で一位とのこと。

学生数は毎年増加している(現在1万人)

現在は学部・修士・博士号まで合わせると約1万人の学生がいます。そしてその数は毎年増加しているそう。

学部(約4千人)はオランダ語の授業がメインですが、修士(4千人)・博士(約2千人)号は全て「英語」の授業です。

そのため、修士号は4割、博士号の6割はオランダ外からの留学生になっています。

なんと、世界100カ国以上の学生が学んでいる大学です!

大学の教職員数は約2千5百名、大学付属の研究機関(ワーヘニンゲンリサーチ)も約2千5百名の研究者・スタッフがいるとのこと。

学科は大きく分けて5つ。農業科学技術&食品科学・動物科学・環境科学・植物科学・社会科学に分かれています。

こちらは英語ですが、ワーヘニンゲン大学の紹介ビデオ。

https://www.youtube.com/watch?v=o4cgFup4NvY

受講したのは「ワーヘニンゲンアカデミー」の夏季コース!(Wageningen Academy)

そんな世界的に有名なワーヘニンゲン大学には、夏季コースなど、誰でも参加でき、かつ短期間で学べる講座が沢山あります。

これらは主に社会人や、研究職の方が、ホリデーなど夏の長期休暇を利用して、キャリアアップのために学べるコースになっていて、「ワーヘニンゲンアカデミー」と呼ばれています。

そのワーヘニンゲンアカデミーのキャッチフレーズは、

“Today’s knowledge, Tomorrow’s business”
(今日の知識を明日のビジネスに!)

素晴らしいフレーズです!

今回はそんなワーヘニンゲンアカデミーの夏季コースの1つを受講しました。

「施設園芸(温室栽培)」に特化した2週間の集中コース!

ぼくが受講した施設園芸コースは2週間、週末を除いて実質10日間のプログラム。

そのうち講義が8日、野外視察が2日です。

コースは基本的に朝9時から夕方5時まで。

短期間でみっちり叩き込みました。

前置が長くなりましたが、まずは本コースどういう内容だったのか、日付ごとに順を追ってご紹介!

0日目:前夜祭!世界16カ国から38人の参加者

まずはコース開始の前日の夜にワーヘニンゲン大学近くのホテルにて前夜祭が行なわれました。

ここで、自己紹介やコースの簡単な説明が行なわれました(自己紹介は各自事前にパワポ1ページの資料を作成、いかに笑いを取れるかが勝負!?笑)。

参加者は南米やアフリカの施設園芸(トマトやパプリカなど)生産者や、大学や研究機関の研究者や教授、施設園芸関連の会社のマネージャーや技術者まで。なんと国連(難民キャンプ用の温室プロジェクト担当)からも参加してました。

このように、世界各国からの様々な参加者と繋がれ、刺激をうけられることも、このプログラムの魅力の1つです!

1日目:施設園芸の概要とトレンド、種子や繁殖について、大学内の試験場見学

一日目は主に施設園芸界全体の概要と現在のトレンドについての授業でした。

世界的トレンドである、環境保全(サステイナビリティー)、消費者動向(食の安全や質、健康面)、農・食に関わる法律、都市への人口集中、人口増加、資源の枯渇(水・石油資源・鉱物)などの背景からオランダの施設園芸の歴史と成長、そして「現在」の姿をマクロな視点からミクロな視点でみていきました。

また、学内の試験場を見学。様々な研究が行なわれていました。

【これはハウス栽培では珍しいブラックベリーのLEDによる収量アップの実験】

【こちらはLEDを使った光の波長の違いによる苗の生育実験】

キャンパスの象徴的な建物である「フォーラム」。講義はこの中のクラスルームにて行なわれました。

キャンパスは新しく、とても広く整っており最高の環境でした。

なお、ワーヘニンゲン大学のキャンパスには世界的な企業も研究開発施設やオフィスを構えていて、2018にはあのユニリーバの研究施設も完成予定。醤油のキッコーマンのオフィスもあります。

毎日予習は欠かしませんでした。特に専門的な英単語は知らないとついていけない。

そして、久しぶりのプチ学生生活。久々の感覚が新鮮でした笑。

いやー「学ぶ」っていいです!社会人を経てのプチ学生生活オススメします^^ 

2日目:光と温度、温室屋根の各素材について

2日目は主に光と温度について。

太陽光から光の波長、ハウス内の温度計算など、各理論を理解しました。

「光」は作物に最も必要な部分です。もちろん基礎的な知識だけでしたが各理論や仕組みを理解することの重要性を再確認しました。今後自分でも学び、深く理解していきたいと思います。

これはここで初めて聞きました!光の「散乱」の重要性。
※ツイートではdiffuseを分散と訳しましたが、正しくは錯乱のようです。

そして夜は、照明・家電大手フィリップス社のLED植物工場マネージャーが最新の植物工場やLEDについて講義してくれました。

植物工場については、アメリカ、そして日本の事例紹介が多かったです。

光のレシピの変化で、作物の色を変えたり、特定の栄養素を増加させてたり、光だけで作物に文字まで入れたり、LEDの可能性を強く感じました。

こういった外部からのレクチャーがあるのも、産業界とも繋がりの深いワーヘニンゲン大学ならでわだと思います!

はい、家から通っていたので、片道約2時間。毎日5時起きでした。これもあって眠かった!笑

クラスルームはこんな感じ。コーヒー沢山飲んで眠気と戦う!

3日目:生産会社視察ツアー(トマト・ラディッシュ・花の育苗会社)

3日目はクラスを飛び出し、施設園芸の生産会社を3社視察しました。

最新の設備を使ったトマト生産会社

1社目はオランダでの最先端のトマト生産会社を視察。計13ヘクタールの温室で、2重ガラスを使った半閉鎖型の施設でした。

オランダでもまだ珍しい2重ガラスや複数のスクリーン(天井のカーテン)を使うことで、燃料コストや水使用(蒸発によるロスが少なくなる)を最小限に抑え、光を最大限に利用していました。

なんと、この新しい2重ガラスより燃料コストが50%もカットできたそう。

【使用している二重ガラスの見本】

またここは大規模な投資をし、地熱(地下の温水)を利用できるようにしていました。地熱を利用することで毎年変化する天然ガス料金への経営の影響を最小限に抑え、また消費者にサステイナビリティー(持続可能性)をアピールできる利点もあります。

また、地熱の熱を最大限利用するためにも、ドライトマトを作る設備なども作っているようでした。また、トマトの葉や茎を再利用して作った箱なども作り、自然に優しい・持続可能性を追求した生産への工夫がいたるところにみえました。

機械化の進んだオランダ最大のラディッシュ農家

2社目のラディッシュ(ハツカダイコン)農家は、20ヘクタール(東京ドーム約4.5個分)の大規模な温室でしたが、いたるところで機械化を進めていて、計35人の労働力だけで管理していました。

【列ごとに消毒を行う機械】

下の動画は収穫風景。機械で収穫して自動で束ねてくれます。人は箱に詰めるだけです。

オランダのラディッシュ農家、機械収穫動画

次の機械と使った種まき(播種)の様子。楽そうですねー。

オランダのラディッシュ農家の機械での播種風景

また、土耕でしたが、地下に排水を集める仕組み(パイプ)があり、水と養液を無駄にしない生産をしていました。

育苗会社の最新ガラスハウス

3社目は育苗会社。トマトやパプリカ、キュウリなど、オランダの主要な施設園芸野菜の苗を生産している会社です。

世界25カ国で年間約20億本の苗を計90ヘクタールの農場で生産している会社で、全世界に2,600名(うち2,200名はアフリカ)の従業員がいます。

訪問した新しい生産工場は6haのガラスハウス。最新の設備が導入されていました。

ここは徹底した衛生管理(会社入口はもちろんのこと、農場内の各区分ごとにも手足を殺菌しないと移動できないなど)が素晴らしかったです。

【会社入口の殺菌装置、靴の裏は自動でブラシが洗浄】

灌水(水やり)は床から水がでてくる仕組みでした。そして使用後の排水もUVとオゾンで殺菌・浄水して、完全に再利用です。


https://www.beekenkamp.nl/plants/en/vegetables/fruit-vegetables/より】

内部の写真は衛生管理上取れませんでしたが、最先端の育苗施設に圧倒されました!

4日目:植物の成長解析について

4日目は植物の成長について、収量や収穫時期の予測など。

植物生理学に基づき、理論的に植物の成長を段階に分けて(因数分解して)考えるので、どの段階で成長が阻害されたかなど、改善点も理論的に考えることができるフレームワークを学びました。

そしてその授業で教鞭をとって頂いたのはエペ・フーヴェリンク博士。

このプログラムで友人になった韓国のパプリカ生産コンサルタントもエペ教授の授業に感銘を受けているようでした!

5日目:水と養分について

水は干拓地が国土の4分の1を占めるオランダでは貴重な存在。

そんな中、雨水の利用や水の循環・浄化設備はとても大切です。もちろん肥料で水を汚染しないこと、必要な分だけ水を使うこと、再利用することは、地球環境にとってもとても大事。

また、pHやECの管理、液肥バランスも作物にとって重要です。

各養分の役割や関係性などは、植物生理学の本当に基礎でしたが、もともと農業バックグラウンドのないぼくにはとても勉強になりました。

6日目:光合成・光周性、二酸化炭素と湿度の影響

この日は、植物の生育プロセスである、光合成や光周性、また二酸化炭素・湿度の影響、分配比率やシンク強度などの理論と仕組みを理解。

その後パソコンルームにて、温室内の二酸化炭素濃度の最適化シュミレーションを実際の農場で使われているソフトの教材版にて行いました。

こういったシュミレーションソフトの利用には、やはり植物生理学の基礎的な理解が必要不可欠。基礎から応用まで行えたことが勉強になりました。

また、夜は夕食を食べながらワーヘニンゲン大学の中東プロジェクトの担当者からのお話。とても興味深い内容でした。

ワーヘニンゲン大学は2008年から中東でのプロジェクトを行っていて、2015年にアブダビに温室試験場を建設したそう。

太陽光利用の完全閉鎖型温室と最新の設備を使うことで、キュウリの実験では従来の中東のハウスに比べて、半分の水の使用量で3.7倍の収量を実現できたことなど、色々なお話を聞くことができました。

また、最近では大資本が大規模で最先端のハウスを建設したりと、厳しい環境にも対応できる施設園芸とその技術が中東やアフリカなど作物の栽培が難しい地域にも使われはじめているそうです。

7日目:温室内の温度・湿度・換気・蒸散・二酸化炭素濃度とその最適化について

7日目。画像のとおり、難解な計算式。この日はまさに物理みっちりでした。

ただし、計算というよりは、計算式の理論を理解し、どのように各要因を考え、応用するかが目的の授業。

この日は正直ついていけない箇所もちらほら。これから自分で学習していく必要を大いに感じました。

このように、温室栽培に必要な各知識を体系的に教えてくれ、全体図が見れることで、学ぶべき個所を知れることもこのプログラムのいいところかと思います!

8日目:生産会社視察ツアー2(バラ・花の育種&育苗・ワーヘニンゲン大学試験場)

この日は農場視察2日目。3箇所の農家や企業を訪問しました!

バラ農家、4.3haの農場で一日に3-4千本のバラを年間を通して生産

ここはバラの生産量もすごいですが、画像解析による選別機械に驚きました!

下記動画をご覧ください。

オランダ、バラ農園の選別機械

画像解析機械が瞬時にバラを選別。茎の長さ、花の大きさ等で、なんと21クラスにも分けることが出来るそう!!

オランダ、バラ農園の選別機械2

これを人間の目で毎日同じ質でやるのは相当難しいかと思います。

アンスリウムと蘭の育種&育苗会社

まずは会社説明と、展示場を視察。

次に、近くの温室へ。ここはまずこの外観に驚きました。

まさに近未来風!

これは単に外観のインパクトを与えたかったみたい。エントランスには絵画が飾られていたり、かなり儲かっているんだと思います。

巨大なハウスですが、ほとんど人はおらず、機械やロボットで育苗作業を行っていました。

ここもぜひビデオでご覧ください。

↓コンテナが自動で移動

オランダ育苗会社、自動で移動するトレイ

↓苗の移し替えロボット

オランダ最先端育苗会社、苗の移し替えロボット

↓苗の移し替えロボット2

オランダ最先端の育苗会社にて苗の移し替えロボット2

↓画像処理で苗のサイズ分けを自動で

オランダ最先端の育苗会社、機械が苗をサイズ毎に分類する

このように機械が、自動的に苗をサイズなどで分類してサイズ毎にポットに植え替え、そしてポットがのったコンテナも機械で農場内の最適な場所に移動しています。

また、試験的な導入でしたが、植え替えロボットもいました。これは日系メーカーの製品でした。

オランダ育苗会社の植付けロボット

ここの施設はまさに圧巻!ぼくも初めて見る設備ばかりで、驚きの連続でした。

軒高が高いので2階にも栽培設備が。ここは出荷待ちのポットが並んでいます。

ワーヘニンゲン大学のリサーチ施設

そしては最後の視察先はワーヘニンゲン大学の大学外にある施設園芸の研究施設です。

ここはまさに、オランダ施設園芸界のR&D(研究開発)施設!


【トマト栽培で、いかに燃料コスト(温水管)を押さえて、通常の収量・質を確保するかの実験】


【冬場の光が少ない時期を想定した実験を行うための温室】

【アボカドやパパイヤなどの温室での栽培実験】

個人的に気になっていたバニラ栽培試験場もみれました。

【トマトの次の高付加価値温室作物として注目されているバニラ】

【伝統的な中国の温室(北に熱を貯めておく壁がある)を模した実験施設】

【藻類バイオマス実験施設】

本当に様々な試験が行なわれていました。ここは以前から訪れてみたかった施設だけに感動しました。

最終日:コース修了認定証の授与と懇親会

9日目と10日目の授業(施肥と防除)については、大事な予定と重なり参加できずに残念でしたが、最終日にコース認定証を頂きました!

【コース修了認定書】

短期の集中的なコースでしたが、とても勉強になりました!

そして一緒に学んだ、世界中の仲間と素晴らしい交流ができました。

【視察先でのクラスメートとの集合写真】
 

以上、ワーヘニンゲン大学の施設園芸夏コースの様子を順を追ってご紹介させて頂きました。

ワーヘニンゲン大学での夏季コースのメリット3つ!

次に、ぼくが思う農業世界一のワーヘニンゲン大学で夏季コースを受講する3つのメリットを紹介します。

①:オランダの施設園芸(温室栽培)の「基礎」が体系的に学べる

本当に短期で、集中的ですが、オランダの施設園芸が体系的に学べたことはすごく大きいメリットでした。

特にぼくのように農業バックグラウンドがない人は、どこから学んでいいのか?何を学ぶべきなのか?なかなか検討がつかないんではないでしょうか。

本施設園芸コースは、温室栽培に必要な知識や理論の「基礎」を網羅したプログラムになっています。


全体図がみれることで、これから深く学ぶべき個所や自分に必要な知識などが知ることができます。

もちろん中身は「広く・浅く」が基本にはなります。

ただ、コース参加者には温室生産者や研究者など、施設園芸界に長く在籍している方も沢山いましたが、そういった方も本コースから「新しい知識」や「新しい視点」が得られたと、とても満足しているのが印象的でした。

②:ディスカッション形式の講義でより深く学べる

オランダは教育でも世界的に有名な国です(以前あの尾木ママがオランダ教育はは日本の3周進んでいる!と言ってました)。

そんなオランダの講義は教授との意見交換や質疑応答がとても多い!

特に、本コースは様々な業界や立場からの意見が聞け、より深く学ぶ機会になりました。

③:普段行けない農場や企業を訪問できるツアー

これは上記で紹介した通りです。

本コースでは、普段はなかなか訪問する機会がない、生産者や農業企業を訪問することができます。

大学ならではのコネクションです。

また、引率はワーヘニンゲン大学の教授が行ってくれるので、バスの中や、視察中なども質問したり補足説明を聞いたりもできより深い理解を得ることができる点もメリット!

気になる参加費用と必要な語学力など

最後に、気になる点だと思います、参加費用と必要な語学力をご紹介。

参加費用は約2,500ユーロ(約33万円)

参加費用は一般の方が、約2,500ユーロ(現在の1€=134円だと約33万円)、博士号取得中の方だと約2,200ユーロです【2017年度の場合】。

これに、各講義と計2日外部視察、毎日のランチ、2回の夕食などが含まれています。

1日約3〜3.5万円。

正直受講前は高い!と思っていました。

しかし、受講後は、得られる講義の質と中身、視察内容、コネクションなどを考えると妥当な値段だと思っています。

なんといっても農業世界一位の大学で、その教授から直接講義を受けれる機会はそうそうないかと。

世界的な農業企業に勤めている方で、キャリアアップのため、ホリデー期間を使って、「自費」で参加している方もいましたよ!

「最低限」の語学力は必要です

ここは大きなハードルかとは思いますが、やはり英語の授業なので、最低限の英語力は必要です。

ただ、アジアからは私以外に韓国の方が3名、台湾から1名参加しており、もちろん他の地域に比べると英語は弱いですが、皆さんしっかり学ばれていました。

大学の教授やパプリカ生産者の方だったので、事前の知識があり、理解が早かったのかもしれません。

特に台湾から来ていた大学の教授の英語は、会話もあまりスムーズではなかったのですが、学習意欲は他の参加者の誰よりもあり、不慣れな英語でも授業中だれよりも発言されていました。

最初は大丈夫かな?と思っていたのですが、その意欲に対して最後には私を含め参加者皆が尊敬していたと思います。

ですので、「最低限」の英語力は必要ですが、ある程度は事前の知識や意欲でカバーできます。

参加者同士での助け合いもありますし、得にテストなどは無いコースなので、意欲次第でいくらでも吸収できる内容になっていますよ。

まとめ

以上、ワーヘニンゲン大学での施設園芸夏季コースの受講レポートでした。

私自身、農業世界一位の大学で短期間でも学べたことはとても貴重な経験になりました。

今後、学んだ知識を自身のビジネスや仕事に活かせるよう、これからも勉強し続けようと思います。

そしてぼくにとっては、参加者同士のコネクションだけでなく、大学の教授やコーディネーターの方々とのコネクションも築くことができたが大きな収穫でした(今後ワーヘニンゲン大学と一緒にお仕事もさせて頂けそうです)!

みなさんの参考になれば幸いです!

長文ご覧頂きありがとうございました^^

ワーヘニンゲンアカデミーの公式サイトはこちらより。
http://www.wur.nl/en/Education-Programmes/wageningen-academy-1.htm

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コメント

  1. […] ては、世界的な各大学ランキングで農業部門の一位をとっているオランダのワーヘニンゲン大学についての記事やTHIS TINY COUNTRY FEEDS THE WORLDを参照してください。オランダが世界を食べさ […]

  2. 山口洋夢 より:

    こんにちは。現在国立大学の学生で農業気象を学んでいるものです。
    記事を拝見させていただきました。
    大変興味深い内容ばかりでした。その中でも光の分散が収量が増加するという話は非常に面白かったです。
    そこで、質問なのですが、光の分散と収量の関係、また、植物の生態との関係について書かれた文献などはありますでしょうか?
    ありましたら教えていただきたいです。

    • ミズキ より:

      お返事遅くなり申し訳ございません。
      コメント頂きありがとうございました。
      以前WURでのプレゼンを聞いた際には、10%の散乱光で約3%収量増加するデータがでているとのことでした。
      直接文献リンクは存じ上げませんが、WURの研究論文にて発表されていると想定いたします。
      ご参考になれば幸いです。