オランダの「マクロ経済」が数字で見えてきた!(人口統計&GDP)

こんにちは、ミズキです。

ブログ2本目!

自身の勉強のためにも、オランダ農業の概要について
数字で色々とリサーチして、まとめたいと思います。

ただ、その前にその前提となるオランダのマクロ経済についてまとめようと思います。

色々なデータを調べていると、たくさんの気づきや発見があり、面白い面白いw
ちょっと量が多くなったので、今回はパート1として、全2回に分けようと思います!

数字で確認することで、世界の中でのオランダのポジションや特徴、
日本との違いなどが見えればと思ってます。

それでは数字で見るオランダマクロ経済編パート1いってみましょーー♪

パート1では、国土や人口統計、GDP関連情報をまとめましたー!

さくっと概要を知りたい方はこちらへ

オランダの国土と人口統計

まずは、基本中の基本から、、

オランダの国土:41,543 k㎡

【出典:Central Intelligence Agency】

九州とほぼおなじサイズ。 このうち約55%が農用地のようです。

福岡出身のミズキとしては、九州サイズはとっても理解しやすいですw
(九州の北の福岡から、南の鹿児島まで高速道路で約3~4時間の感覚です!)

オランダの人口:約1,700万人(2015年)

【出典:Central Intelligence Agency】

日本は約12,700万人(2015年)なのでオランダは日本の約13.3%ほどです。

人口は圧倒的に少ないですね。

日本に比べてもそうですし、ぼくが以前住んでいたマレーシアでも約3,000万人いました。
ヨーロッパで比較すると、大国イギリスなんかは約6,500万人です。

逆にこれだけ少いので、農業分野においても、効率化や機械化を進めなければ生き残れない環境だったのかもしれません。
そして、その方向性を国全体で後押し&フォローしているオランダは素晴らしいですね!弱点を強みに!かっこいいですねー。

オランダの平均年齢:43.2歳(2015年)

ちなみに、同じヨーロッパでは、フランス42.6歳(2015年)、ドイツ47.5歳(2015年)、イギリス41.6歳(2015年)でした。
また、世界の中心、アメリカは39.2歳(2015年)、また中国は37.7歳(2015年)でした。そして、日本は47.9歳(2015年)でした。
【出典:Central Intelligence Agency】

アメリカと中国はまだ30歳代ですね。東南アジアでは20歳代もありますが、先進国の中では強いですね、さすがです!
オランダは日本やドイツ比べると高齢化でないものの、先進国のなかでの平均くらいでしょうか。

オランダの平均寿命:81.9歳(2015年)

同じヨーロッパでは、 フランス82.4歳(2015年)、ドイツ81.0歳(2015年)、イギリス81.2歳(2015年)、イタリア82.7歳(2015年)、スペイン82.8歳(2015年)でした。

日本はやはり堂々1位の83.7歳(2015年)ですが、ヨーロッパも比較的長生きなのですね!スペインは世界4位でした!ヨーロッパの食生活は欧米系のシンプルで油っこいイメージでしたが、、予想外のデータでした!
【出典:WHO】

どういった点が長生きの秘訣なのか?現地での生活で見えてきたら共有していきたいです!

オランダの出生率:1.72(2012年)

※日本でよく言われる出生率である合計特殊出生率(Fertility Rate)です。
1人の女性が一生のうちで産む子供の平均人数です。 詳しくはこちらを参照ください。

ちなみに、同じヨーロッパでは、フランス2.01(2012年)、ドイツ1.38(2012年)、イギリス1.90(2015年)でした。
また、アメリカは1.88(2012年)、中国は1.66歳(2012年)でした。なお、日本は1.41(2012年)でした。ちなみにインドはさすがの2.50(2012年)です!
【出典:World Bank】

フランスは、早くから出生率アップに取り組んでいる国とはよく言われますが、しっかり成果として現れていますね。すごいです!
日本はドイツとともに、ダントツで低いですね。。30年間以上1人っ子政策をやった中国よりも低いです。。人口は国力に直結するので、日本も色々な面で子供を作りやすい環境に変わっていって欲しいですね。。
オランダは高くもなく低くもない感じでしょうか。
(個人的な話ですが、私達夫婦もオランダにて出産&子育てを考えているので、そこで感じたオランダらしさはお伝えできればと思っています。)

オランダのGDPと関連指数

次の経済の全体像が見える指数の代表格GDPです!
GDPとは?

世界各国のGDP(国内総生産)ランキング(2015年)※単位USドル

世界のGDPランキング(2015年)
【出典:knoema.com】

オランダの2015年度のGDPは7,380億 USドルで、世界で17位でした。日本は4兆強 USドルで3位です!
(アメリカと中国はダントツですね、、すごいです。。さすがです。。)

ちなみに、オランダはなんとGDPのうち約10%が農林水産業(貿易&加工業含む)のようです!(2014年)【出典:hollandtradeandinvest.com】

では、この数字はヨーロッパ連合の中ではどうなんでしょうか?

ヨーロッパ内でのGDPランキング(2015年)※単位ユーロ

ヨーロッパでのGDPランキング(2015年)in Euro
【出典:hollandtradeandinvest.com】

オランダは6位でした。ヨーロッパ連合28カ国中なので、なかな優秀なほうだと思います。またドイツやイギリスを含む1~5位の国々の人口は約4,500~8,000万人なので、約1,700万人のオランダは、正直すごいです!

次の指標、1人あたりGDPでさらに詳しく。。

世界各国の1人あたりGDPランキング(2015年)※単位USドル

世界各国の一人当たりGDPランキング(2015年)
【出典:knoema.com】

オランダは44,433 USドルで13位でした。
これは、なんとヨーロッパ経済の中心であるイギリスよりも高いです!上のGDPランキングでは上位だったドイツ、イタリア、スペイン、フランスを抜いております!!
(ヨーロッパ連合のなかでは5番目です。)

これが何を意味するかというと、、、

オランダは「国民1人あたり労働生産性が高い」、「国民の労働参加率が高い」ことがいえるかと思います。これは大変興味深いですね!生産性の高さがまさに農業にも反映されているということなのでしょうか。
この点は本ブログで追いかけていきたいテーマの1つですね!

参考までに日本はというと、、、

世界各国の1人あたりGDPランキング(2015年)※単位USドル~続き~

世界各国の一人当たりGDPランキング(2015年)続き
【出典:knoema.com】

32,477 USドルで25位でした!!GDPでは世界第3位なので、1人に当たりにするとだいぶ落ちましたね。。
恐らく日本は高齢社会なので、労働参加率(実際に働いている人)が少ないのも理由にあると思います。若い方が働いて高齢者を支える。素晴らしいことですが、これから人口は減るばかり、、若者は大変ですね(人事ではない)。。
日本人は他国に比べて沢山働いているイメージですがどうしてでしょうか。。
データだけみても、やはり生産性などで、日本がオランダから学べるところは多そうです!


以上、数字でみるオランダのマクロ経済パート1でした。

いかがでしたでしょうか?

ぼく的には、オランダを含むヨーロッパは意外と平均寿命が長い点(不勉強でした!)と、
オランダの1人あたりGDPの高さ(=生産性が高い)が、驚きでした!
特に生産性の高さは、農業にも大きく関連する点だと思うので、経済指標でもその凄さが確認できてよかったです!

次回は、数字でみるオランダのマクロ経済パート2です。
オランダの貿易額や労働事情などについてまとめる予定です。

それでは。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました^^

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コメント

  1. […] ーズの第3回目です。 (ご参考:パート1のオランダ人口統計&GDP、パート2のオランダの貿易) […]

  2. […] 、マクロ経済編のパート2です! パート1ではオランダの人口統計やGDPをまとめています。 […]

  3. […] (前ブログ参照:オランダの人口統計とGDP、オランダの貿易、オランダの労働事情) […]